今回は中学受験を検討しようか悩んでるご家庭向けに「勉強時間」と「ほかにも気を付けるべき時間」を知識0からでも分かるように解説します。
目次
中学受験の学年別勉強時間は志望校が国公立か私立かで変わる
中学受験をする子たちの学年別平均勉強時間は塾や通信教育の企業のDMなどで見たことがある方もいるのでは。
それらを比較してみると、「中学受験」と一言で言っても「国公立の中学受験」か「私立の中学受験」かでは勉強時間平均がかなり違うことが分かります。
中学受験で勉強時間がより多く必要なのは私立中学受験
私立中学受験は公立中学受験より多くの勉強時間が必要
理由はカンタン♪それぞれの入試内容で問われる範囲が違うから。
【国公立中学受験】
どの教科も「教科書の内容」が完璧に理解できていることが重要
【私立中学受験】
「小学校で習う以上の内容」も要求される
そのため、国公立中学受験では、小1からコツコツ毎日予習復習してきた子は、小6から中学受験勉強をスタートしても受かる子が毎年一定数います。
ところが、私立中学受験では、小3の2月(新4年生)から中学受験勉強をスタートするのが一番多いのが現状。(現実的にはすでに小1から準備しているご家庭もあります)
覚える事、反復して学習することがありすぎて、「時間」が大事になります。
勿論勉強内容と習熟度に関わってきますが、スタートは早めの対策をきちんとすることはもちろん有利になります。
国公立中学受験の場合
基本的に国公立中学受験の場合は「学校の成績」がオールマイティーに良いことが重要。
そのためには結論からお伝えすると、文科省が定めた「教科書内容」を完璧にすることがまず大事。
国語の長文読解ではかなり早いスピードで正確に読み解く
地理や歴史は複合問題の数をこなす
作文や面接練習など特別な対策
なども必要とされるため、国公立中学受験が「簡単」というわけではありません。
ただ、まず押さえるべきは「学校の教科書内容=つまり基本学習」の徹底です。
これは毎日の予習復習でもかなり力が付きます。
まずは「継続した勉強習慣」をできるだけ早くお子さんに身につけさせてください。
具体的に言うと、顔を洗う、食事をする、歯を磨く、入浴するなど毎日のルーティーンに「勉強する」時間を入れ込むことが重要。
たとえ30分でも1時間でも毎日の日常生活に決まった時間になると学習する習慣は後々とんでもない威力を発揮します!
国公立中学受験に家庭学習だけでチャレンジしたいというご家庭もありますが、可能です。
ただ、その場合、、繰り返しになりますが、学校の勉強を完璧にする。
そして志望校の入試要項を熟読し、作文や面接、時事問題対策など、ご家庭では対応できないものはやはり塾を部分的にでも利用した方が合格に有利です。
間違っても、難問対応させようと私立難関中学用のテキストで応用問題を食い散らかすように沢山解かせることは絶対に避けてください。
百外あって一利なしです。
私立中学受験の場合
学校で習う内容が理解できることが前提で、小学校の教科書内容を超えた特殊算や内容が要求されます。
そしてすべての教科において、膨大な暗記量と、反復した繰り返し学習が必要。
そのため、私立中学受験を決めたら、「塾にいつ入るか」は別にしても、家庭で早めに学習をスタートするのは有利です。
家庭でやるべきことは国公立中学受験同様、まずは学校で習う基本問題でミスしないようにする基礎固め。
これができていれば、入塾後の積み上げ学習で基礎補強にかかる無駄時間を減らせスムーズに塾の学習をこなしていけます。
大手中学受験専門塾で私立中学受験を目指す場合の学年別勉強時間
大手私立中学受験専門塾も授業時間や在籍中のクラスのレベル、各ご家庭によっても当然勉強時間は変わります。
ここでは中学受験を目指す学年別勉強時間を知りたい方向けにざっくりとまとめてみました。
小4の中学受験生の1日の勉強時間
通塾日週2回
塾授業5:00前後~7:30前後
塾以外の家庭学習時間
塾ありの日 30分~1時間
塾なし日 1~2時間前囲み
土日祝、長期休み 3~4時間
小5の中学受験生の1日勉強時間
通塾日週2回+模試やテスト
塾授業5:00前後~8:30前後
塾以外の家庭学習時間
塾ありの日:1~2時間前後
塾なしの日:3時間前後
土日祝日、長期休み:5時間~7時間
小6の中学受験の生勉強時間
通塾日週3回+志望個別特訓、土日特訓、公開模試が増加
塾授業5:00前後~9:30前後
塾以外の家庭学習時間
塾ありの日:2時間前後(塾以外)
塾なしの日:5~6時間前後
土日祝日、長期休み:6時間~12時間
中学受験の勉強時間以外に重視するのが睡眠時間とリフレッシュ時間の確保
中学受験の勉強時間を減らさず睡眠時間を確保するコツ
ズバリ、「朝勉強」と「隙間時間の利用」です。
この短い時間の積み重ねが後々かなり大きな力を発揮します。
電車で塾バック持った子がプリント見てたり、歯医者さんの待ち時間にテキスト読んでる小学生とか見たことある方もいるのでは。
隙間時間を工夫して、夜はしっかり寝かせてあげる生活習慣を是非作ってみてください。
今回は中学受験の勉強時間から睡眠、リフレッシュ時間まで基本的に抑えるべきことをまとめてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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