中学受験塾が決して保護者に言わない本音が名言としてネタバレされている、まんが「二月の勝者」が大ブレイク。
その陰には今まで中学受験を全く考えていなかった、しかも小学生だけじゃなく幼児がいるご家庭まで読者層が広がっているからとの事。
目次
二月の勝者の名言|「君達が合格できたのは父親の『経済力』、そして母親の『狂気』」
中学受験トップ塾「フェニックス」(サピックスを思わせる)を辞め、桜花ゼミナール(早稲田アカデミーや日能研などいくつかの特徴をあわせたような塾)に新校長として入ってきた黒木蔵人の名言。
二月の勝者の名言通り、中学受験塾に通うには「経済力」が必要なことは確か。
中学受験塾にかかる費用
・毎月の月謝
・春期、夏期、冬期など季節講習代
・弱点補強の追加講習代
・学校別特訓代
・模試代
その他、施設費、教材代、合宿費用など3年間で200万~250万平均
そのため塾に入らず自宅学習で中学受験をするご家庭もあります。
その場合、絶対外さない教材選び、綿密な学習スケジュールと管理、定期的な公開模試受験、大量の情報収集など親の負担がかなり増えますが、可能です。
特に国公立中高一貫は二月の勝者の名言のような「経済力」も通塾もなしで、合格している子も少なくないです。ただ、低学年、あるいは幼児期からの家庭学習習慣が大事になってきます。
母親の狂気とは
高校受験の場合、親がそこまで関わらずに子供主体の受験が可能。
ところが、中学受験は二月の勝者で「母親の狂気」と黒木校長が言うように、家庭のサポートが絶対に不可欠。
母親は特に学校の情報収集だけじゃなく、塾での子供の成績推移、家庭学習計画から体調管理まで徹底して関わることになります。
そのため、子供以上に母親のほうがメンタル面でかなり追いつめられる場合も少なくないのが現状です。
二月の勝者で黒木校長の言う母親の狂気は逆に言えば我が子を必死でサポートし、心配し続ける愛情の現れでもあります。
ただ、二月の勝者最新刊の9巻では学歴至上主義に狂って子供を追い詰め潰してしまう話が展開します。(次回11月発売の最新刊10巻では親に訪れる3回のメンタルクライシスが出てくる予定)
子供の未来や可能性を広げられるなど「子供に合った学校」が見つかり、本人も望んでいる場合にはとても意味がある中学受験。
でも二月の勝者最新刊に出てくる一部の家庭のように、「偏差値だけを追いかける中学受験」は子供を追い込み、家庭崩壊を招く危険性もあります。
二月の勝者の名言|凡人こそ中学受験をすべき
凡人でも中学受験で結果を出すことは可能
二月の勝者で桜花ゼミナール校長黒木が言った「凡人」とは圧倒的に秀でた才能を持っているわけじゃない普通の子のこと。
高校入試は凡人には不利
二月の勝者最新刊で、黒木校長が高校入試について「大嫌いです」という場面があります。
なぜかというと、高校入試は内申点も影響するため、うまく立ち回ったり、オールマイティーにできる子が受験で有利だから。
二月の勝者最新刊9巻で、この「高校受験と中学受験の決定的な違い」に気づくママパパもいるのでは。
判断する先生の主観も入る「内申点」や得意分野があると有利になる「高校受験」
特になんのとりえもない凡人でも当日の入試で得点さえ取れれば合格できる「中学受験」
積極的に授業で発言したりして先生に気に入られたり、生徒会でアクティブに活動したり、部活で賞を取ったりできる子は内申点を稼げるのが現状。
でも先生に媚びない、運動が苦手、部活があまり得意じゃない、リーダーシップを取ったり、授業でアクティブに発言するのが得意じゃない、そんな普通の子が公平に戦えるのが中学受験。
幼児や小学生のママパパは二月の勝者を読んで初めて気が付くかもしれませんね。
うちは本人達の希望で中学受験、高校受験のどちらも我が子達で体験済みなので、大きくうなずいてしまいました。(笑)
二月の勝者で「本番のテストで点数さえクリアできれば合格できる」「明快で気持ちいいですね。」は中学受験について学校では教えてくれない隠れた名言ですね。
二月の勝者の名言|試験問題は学校からのラブレターです
これは二月の勝者の黒木校長から11月の受験生向けの保護者会で出た名言。
まさに名言通りだと思います!
中学入試問題には「こんな問題ができる子がいたらぜひうちの学校にいらしてください」というメッセージが詰まってます。
「基礎をきちんと固めた子が欲しい」
「思考力が優れた子が欲しい」
「面倒な作業をコツコツ正確にこなせる子が欲しい」
二月の勝者の名言通り、過去問分析をすると「ラブレター」の意味が分かりますよ。
大学入試制度の変更で、今まで中学受験をノーマークだった小学生や幼児のいるパパママが二月の勝者で中学入試の内情を知りたくなるのもわかります。
二月の勝者の1巻から最新刊まで、分かりやすい名言から隠れた名言まで満載です。
中学受験をするしないに関わらず、二月の勝者に出てくる名言には、今まで学校や塾が教えてくれなかった沢山のリアルな事実が詰まってます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント