今回は中学受験に失敗する原因をお伝えして、それらを回避することで合格にプラスになる情報をお伝えします。
目次
中学受験失敗原因|志望校レベルと子供の実力があっていなかった
有名校しか受験させなかった
子供の実力が伴っていない学校を受験することも実は少なくない中学受験。
その「理由の大半は親の見栄によるもの。
御三家などトップクラスの学校、有名大学附属校、地元で賢いことで知られる中学校しか受けさせないことが原因。
我が子の実力が志望校に届いていない学校にもかかわらず、2,3校の有名な学校しかしか中学受験させない家庭も実際には存在します。
勿論「合格率50%はあるから」と強気な受験のみを選ぶご家庭もありますが、気を付けて欲しいことがあります。
それは
中学受験に奇跡は起きない
ということ。
もちろん
「たまたま得意な問題が出た」
「読んでいた作家の本が長文読解に出た」
「親と話していた時事問題が出たなど」
などちょっとした幸運はあります。
ただ、中学受験当日、模試で今までほとんど合格率50%以下だった子が、80%以上をずっとキープしてきたほかの子達を何百人もごぼう抜きできるほどの奇跡は起きません。
合格する子は今まで数年積み重ねで習得した解法を的確に使い、当日入試問題で発揮できた子です。
1点の中に数十人の受験生がひしめく中学受験の世界。
合格するための対策をしっかりして、初見の問題を今まで何度も繰り返し定着させてきた知識を総動員させ、「どのように解くか」の正しい判断と、正確な手順で解答できた子が受かります。
逆に、絶対合格のお墨付きを塾からもらって、誰もが合格するものと思っていた子が失敗することは意外と多く聞きます。
12歳の小学生が立ち向かうには精神的にも肉体的にも大人の想像以上の試練が中学受験にはあります。
我が子に行かせたい有名な学校ばかりを学歴至上主義で受験校に選び、子供の成績と向き合わずに受験させるのことは全落ちのリスク大。
中学受験に失敗する原因になるだけでなく、その後の子供の精神状態にも悪影響を及ぼします。
該当しない場合もありますが、子供の実力よりも上の学校ばかり受けさせるのは中学受験に失敗する危険性が高まるため避ける方が無難。
中学受験の失敗原因|押さえ校やお試し受験をさせなかった
ちなみに
中学受験本命校が多い2月1日の本番前に「合格」を1校でも勝ち取って、はずみをつけるために1月に受験させます。
志望校より難易度が低めの学校や実際には通学が困難な学校でも、受験慣れのためにも受けさせるご家庭が多いのが現状です。
第一志望校の中学受験当日は各塾の講師たちが自分の塾の生徒の応援に駆け付ける学校も少なくありません。
入試当日は、志望校の正門から校舎まで各塾から応援部隊の先生たちがずらっと並び、花道のようになっている中を親子で会場入りすることになります。
どの塾も自分の塾の生徒を一人でも多く受からせるために
「お前たちは大丈夫だ!」
「お前に解けない問題はほかの受験生はみんな解けないから安心しろ」など
他塾の生徒が聞きたくないような言葉を平気で連呼します。(笑)
叱咤激励の声が飛び交い、先生と塾生の握手会が繰り広げられる光景を目の当たりにすることに。
受験するのはまだ12歳の子供。
大手塾に通っていなかったり、個別だったりすると、特にこの雰囲気に圧倒されて焦ってしまう受験生も。
偏差値の数字だけで学校の素晴らしさは測れません。
お試し校と呼ばれる1月入試の学校の中にも素晴らしい学校は沢山存在します。
また、第一志望校受験に失敗し、滑り止めの学校に入ってみたら、とても子供が生き生きして大学受験では希望する学校に入れたなどの話も沢山聞きます。
第一志望校に受かることができなければ、その後の子供の人生が失敗というわけでは全くありません。
押さえ校やお試し受験の学校を受けることは、中学受験で全落ちをさけるだけではなく、お子さんのその後の未来に想像以上にプラスになることもあります。
中学受験失敗原因|勉強の質に問題があった
机に向かっていれば成績があがる
塾に行かせておけば中学受験に受かる
そう思っているご家庭もあるのでは。
知っておいていただきたいことは
に直結しない
ということ。
これに気づくのが遅れてしまうと、中学受験を失敗する原因になりかねません。
大事なのは学習の質と内容。
■中学受験塾でクラスアップしない
■模試の成績が思うように伸びない場合
「いまの勉強方法が間違っている」可能性が高いです。
授業で習った解法などが正確に使いこなせない
■解法が定着して必要な問題を判断でき、使える状態になっていない
■ミスした部分の復習演習が足りず、ちょっと出題の仕方が変わるとすぐにまた間違える
など、なにか原因があります。その細かい原因を一つ一つ潰していかないと、あとあと時間切れで出来ない問題が増えるだけです。
中学受験に失敗する原因|模試や確認テストのミスの克服と定着ができてなかった
結論から言います。
模試や確認テストが大事なのは、点数自体ではなくできる問題とできない問題のあぶり出し。
できない問題をできるようにする→これが成績を上げるのに不可欠
今回は中学受験で失敗する原因のいくつかをご紹介しました。
ご紹介しきれなかった部分は、今後中学受験合格のために何が必要かでお伝えしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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