心が病んで転職したくなった知人の話

私が病むまでの軌跡

私が病むまでの軌跡

私は今まで転職を繰り返してきました。
転職の理由は仕事が嫌になって辞めてしまうこともありましたが、主に収入アップを考えてのことです。
最後に転職する前には労働組合を結成して、労働環境の改善を会社に迫ったりもしました。
そして終の棲家ならぬ終の職場として選んだのがその業界では大手の土木関係の会社でした。

仕事を覚えていく過程はやっぱり楽しい

入社してはじめのうちはは緊張しながらも知らないことを得ていく過程というのを楽しんでいました。
そこは土木関係の仕事、厳しい言葉もありながらも私を気遣い早く一人前にしたいという想いがひしひしと伝わって来ました。

私が病むまでの軌跡

私は職を転々としていたこともあり、それなりに技能を持っていました(もちろん神業レベルではないのですが普通に働く分には十分通用するレベルだた自負しています)。
職場の雰囲気にもなれ、同僚たちとも打ち解けてきた頃には、私にしか出来ないこともあり、また最年長ということで頼られることも多くなっていました。
私達の会社は機械を使って仕事をするのですが、やはり機械の整備をしなくては仕事もままなりません。
その整備のときなどは私が主導となり皆に指示を出しても嫌な顔をされないほどには信頼もされていたようです。
そこで私は仕事を覚える楽しさと仕事を教える楽しさというのを感じていました。

運命の人との出会い

運命の人との出会い

運命の人と言ってもいい意味の運命の人ではありません。
私にとっては天敵の部類に入る人でしょう。
私の上司ではありますが、年齢は一回り若く自身に満ち溢れている方でした。
年は若いですが経験値数は長く、技術は神業レベルの持ち主でした。
ですが入社当初に初めてみたときから「この人とは合わないな」というのを漠然と感じていました。
初めはそれがなんだか気付きませんでしたが、付き合いを続けていると見えてくるものなのですね。

情熱VS嫌気

情熱VS嫌気

先に申し上げておきますとこの業界、完全にブラックです。
他の会社の方たちも同じような働き方をしていました。
どの様にブラックか…。
それは勤務超過が当たり前なところです。
土木関係の仕事なので作業が終わったら終業なのです。
朝6時ころに出社し早ければ昼ころには終わります。
一見良い労働環境のように思えますが、私達の業界は昼も夜も作業をしますので昼の勤務が終わったあと夜の勤務にも出ていかなければならない時があるのです。
どういうことかと言いますと昼・夜と丸一日、朝から翌朝まで働かなければならないのです。
それも1日だけではありません。
時には、3日連続、4日連続というのが当たり前で多い人は6日連続、7日連続という人もいました。
更にそれより長いことも…。

そして発病

そして発病

もう少しで3年が経とうとするある時、私は寝坊してしまいました。
体力の限界だったのでしょう。
この時に、ふともう無理なのかなと思ってしましました。
終の職場にすると誓っていたのに。
上司に少し仕事の量を減らしてほしいと願い出ましたが忙しいと断られ、体力も気力も削がれていきました。
そうなるとやはり見た目が変わってくるのでしょうか。
同僚たちから心配だと告げられ、病院に行くように進められました。
病院と言っても心療内科の方です。
「心療内科なんて大げさな」私は内心そう思っていました。
でも、私が心療内科を受診することで同僚の気が晴れるならと受診することにしました。
そこで出た診療結果は…。

退職

退職

退職するのにも一苦労でした。
私が退職を申し出たのは繁忙期の少し前のことでした。
その頃には私も仕事をこなせるようになっており欠かすことの出来ない人員となっていたのでしょう。
「辞めてもらっては困る」の一点張りです。
それでもなんとか紆余曲折を経て退職することが出来ました。
退職するのには大変な精神力が必要です。
今までの転職でもそうでしたが、この最後の退職は今までにないくらいの精神的疲労が溜まっていきました。
会社に頼られるのは名誉なこと、そう思い退職を取り下げることも考えました。
ですが、年齢には勝てません。
体力がいつまで持つのか、いつまでこのような労働環境で過ごさなければならないのかと決意は変わることはありませんでした。

かがたん先生

福岡県筑後市生まれの43歳。22歳で上京し所沢に住みながら、NECやルネサスのサラリーマン時代を経て2017年に独立。所沢商工会議所青年部に所属しながら地域と連携しつつパソコン教室オーナーをしています。

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